未就学児の年齢の発達訓練は重要で、専門的な支援を受けることで発達を促進させることができます。子供たちは音楽が大好きで、リズムに合わせて身体を動かします。楽器活動では、両手を交互に動かしたり、両手を協調して動かし演奏する楽器活動により手や指の動きを整えていきます。円形に並び、順番に音を鳴らしたり演奏することで、順番の理解や反応、集中する力がつきます。なにより楽しい！といった気持ちが子供たちの心身に良い影響を及ぼします。このように、音楽療法によるアプローチにより、心と身体の発達を促していきます。

ソーシャルスキル・トレーニング（SST:Social Skills Trainingの略）とは「出来ること」を増やして、社会の中で、より生活しやすくなることを目的としています。 

人と関わるスキルや生活のために最低限必要なこと、自分が今困っていることなどを中心に、スキルの獲得・向上を目指します。 

方法としては、場面を設定してグループでロールプレイを行い、グループで意見を出しあいながら楽しい雰囲気で進めていきます。社会の中でどのように振舞っていけばいいのかを身に着けることにより、社会性を向上させていきます。

絵をかいたり、粘土で何かを作ったり、紙や物を使って作品を作ることは、さまざまな素材の感触に触れ、指先の刺激を受けることは、子供たちにとって心地よい影響を及ぼします。こうした活動は、無邪気な心や好奇心を呼び起こし、自己表現の機会となります。アートセラピーは「素材のセラピー」とも言われています。